初めての山椒煮

実山椒を、初めて買って煮てみました。

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1パックでだいたい100グラムです。まずは、枝(軸ですか?)と山椒の実を取り分けます。

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細かい作業です。老眼が始まりつつある身にはこたえます。しかも山椒特有の刺激成分が指先にまとい付き、うっかり目でもこすってしまえばヒリヒリして涙がこぼれてきます。格闘2時間半にして、ようやく終わりが見えてきました。

下拵えが終われば、水洗いして熱湯で5~10分ほど茹でます。そして冷水にさらします。15分の段階で一度味見をし、水を替えてもう15分さらしました。15分の時点でも十分食すことはできますが、胃壁に沁みるような例の刺激が結構強烈でした。ところが30分の時点では相当マイルドになっていましたから、水にさらすことで確実に刺激成分は流出しているようです。逆に言えば、折角の山椒の風味を活かすためには30分は長すぎたかも知れません。

あとは ひじきの煮物 や ブリの照り焼き  のようにかえし醤油で煮詰めます。バリバリ食べるものでもなし、多少塩分が多くても構わないだろうと返し醤油はレードル2杯(50cc)使いました。私は山椒を醤油で煮るのは保存期間を延ばすためと位置付けています。ただ食べるだけなら、水煮して冷水にさらした時点で十分食用に耐えれると思います。

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100グラム有った山椒が、これだけになってしまいました。大さじ3杯といったところです。まぁ、そんなにバリバリ食べるものじゃないですけどね…。

山椒は今の時期しか出回らないので、これが上手くいったら500グラムとか1キロとか買って一年分作り置きしようと考えていたのですが、ちょっとこれを今年もう一回する気力は無くなってしまいました。「山椒煮は大変だ」というのが初めての山椒体験の教訓です。