termuxAPI は無料でインストールできます。termuxのターミナルから apt などを利用してインストールする方法と、Google play などからインストールする方法が有りますが、両方やっておきました。
termuxAPI はAndroid端末の機能を色々利用することが可能ですが、ここでは特に簡単な termux-dialog を試してみます。
$ termux-dialog radio -t "選択してください" -v "いちご,りんご,すいか,メロン"
これだけで、簡単にラジオボタンのフォームが作成出ます。
{
"code": -1,
"text": "りんご",
"index": 1
}
出力はJSON形式なので、 jq コマンドを用いて加工可能です。
テキスト(数値限定)
一番よく使うのはテキスト入力だと思いますが、数値入力限定にすることも可能です。
$ termux-dialog text -t "IDで選択してください" -i "数字を入力" -n
数値入力用のキーボードしか現れませんから、間違っても文字入力ができません。
{
"code": -1,
"text": "22",
"index": 1
}
「22」と打ち込んでOKボタンをタップした際の出力です。
テキスト入力(通常)
$ termux-dialog text -t "中国語を入力して下さい" -i "请填写中文"
{
"code": -1,
"text": "东京奥运会",
"index": 1
}
むしろ、パソコンからの入力より簡単な印象すらあります。
日付
こんなのもあります。
$ termux-dialog date -t "日付を選択してください" -d "预订yyyy年MM月dd日"
{
"code": -1,
"text": "预订2020年11月22日",
"index": 1
}
出力のフォーマットを指定できるので便利です。
リストボックス
多量の選択肢が有る場合「リストボックス」のようなフォームも使えます。
$ value="くだもの,スポーツ,乗り物,事務用品,人間関係,個人情報,動物,地名,地形,天候,家具,感覚,数え方,施設,植物,楽器,職業,菓子,身に着けるもの,身心,電化製品,類型語, 食品,食器"
$ termux-dialog sheet -t "キーワードを選択してください" -v "${value}"
スクショでは少し分かりにくいですが、上下にスクロールできるようになってます。
{
"code": 0,
"text": "地名",
"index": 7
}
termuxAPIを使用することで、Android端末用アプリを簡単に作成することができるようになりそうです。