高田大介(2016)『図書館の魔女 第3巻』(ISBN:9784062933872)より、
”もしも話したいことがあるのなら、伝えたいことがあるのなら、きっと人はその言葉を手に入れる。語るべきことを持つことは、語る言葉を持つよりもずっと初めにあって、それでいてずっと難しいことなのだ。すでに話したいことが一杯で心が騒いでいるアキームは、やがて手掛かりを得れば、堰を切ったようにその手から想いを伝えるだろう。その手話がどんなに不格好でも、あのイラムが彼の言葉を、かれの思いを読み取れない訳がない。”
ここでいう語る言葉とは手話のことですが、外国語だってきっと同じですよね。どんな勉強をするのかよりも、何を伝えたいかを大切にして学んでゆきたいと改めて思いました。