2022年1月7日(金)【第一日】
調べてみたら実に5年半ぶりの飛行機利用でして、浦島太郎のようになっておりました。ボンバルディアの翼の下から、僅かに見える対馬の海岸線です。対馬の海岸線は絶壁が多いという印象でした。
対馬空港(美津島町)では可愛らしい壁画がお出迎えしてくれます。絶滅危惧種のツシマヤマネコは対馬でのみ生息しており、島を挙げて保護に努めているそうです。
到着して早々ですが「観光情報館 ふれあい処つしま」(厳原町)のつしにゃんキッチンで昼食を頂きました。穴子カツ定食です。写真では伝わりにくいのですが、その身の厚さにこれまでの穴子の概念が覆りました。店員さんたちも皆優しい、とても素晴らしい観光スポットでしたよ。
対馬の南端、豆酘崎の頁岩露頭と、途中通過した瀬川沿いの花崗岩の露頭です。スレートは屋根瓦に使えそうな程、立派なものでした。この露頭は複数の優勢な走向を有しており、堆積後の地史形成が複雑なものであったことが推し量られます。出典は不明ですが、15Ma頃の西南日本弧の回転軸が対馬付近であったという掲示も見かけました。
対馬の地質は、全体としては砂岩や頁岩といった、おそらくは古・中生代に形成された堆積岩が優勢なのですが、「鮎もどし自然公園」付近には花崗岩それも巨大な一枚岩の露頭が頻繁に認められました。興味深いため、機会があったら一度ゆっくり調べてみたいと思います。
その後、真珠の湯温泉で温まった後、ホテルにチェックインし第1日を終えました。
2022年1月8日(土)【第二日】
バイキング形式の朝食は6時30分開始だったのですが、食べ終わった後、いつまで経っても外は暗いなと思っていたら、なんと日の出は7時29分なのでした。それならと、まだ暗いうちから車を走らせて、万関橋の夜明けに間に合わせました。万関橋は下対馬と上対馬の地峡に架かる橋です。川のように狭いですが、東は日本海、西は東シナ海を跨いでいる橋なのですね。1900年に旧海軍によって開削されて軍艦が通れるほどの広さになったのだそうです。
ちょうど潮の満ち引きの影響で冷たい海水と暖かい海水が混じり合う時間帯だったのでしょうか、水蒸気が立ち込めて大変幻想的な風景でした。
その後、対馬野生生物保護センター(上県町)でツシマヤマネコのかなた君に会ってきました。月曜休館で入館料は無料です。口コミによると外に出てきてくれるのも比較的珍しいようなので、遠くからとは言え御尊顔を拝すことができたのはラッキーだったのでしょう。写真はセンターから徒歩10分程度の「日本最北西端の地」モニュメントです。
順序は前後しますが、対馬では至る所に弾薬庫跡が残されています。写真は対馬グランドホテル(美津島町)敷地内で見かけた比較的小ぶりのものです。この他にも幅約3m、高さ約2m、奥行き約5mのもの(豆酘崎)も有りました。実は、上記モニュメントの下にも厚いコンクリートで覆われた空間が存在します。先の二つの弾薬庫よりも大きな空間でした。「弾薬庫跡」という記載は見つけられなかったのですが、きっとそうでしょう。さすが「防人の島」といったところです。弾薬庫跡が「跡」のままで有り続けられる平和な世の中を願いながら旅の帰路に就いたのでした。
適用 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
NickStock | 693 | 1日目朝食 |
ANA421→ANA4681 | 23,280 | トランジット割引 |
ふれあい処 つしま | 1,050 | 1日目昼食 |
対馬かすまき他 | 3,617 | みやげもの |
真珠の湯温泉 | 500 | 入浴料400円+ハンドタオル1枚100円 |
東横INN対馬厳原 | 6,300 | 朝食付き |
駐車料金 | 850 | 対馬市交流センター |
Type-cケーブル | 1,017 | マックスバリュー対馬いずはら店 |
居酒屋 汐路 | 4,800 | 1日目夕食 |
いりやきそば+とんちゃん丼 | 1,050 | 2日目昼食 |
オリックスレンタカー | 11,880 | 1200ccクラス(30時間) |
ガソリン | 3,325 | 19リットル@175円 |
ANA4938→ANA430 | 23,280 | トランジット割引 |
福岡空港内しらすくじら | 4,180 | 2日目夕食 |
空港バス | 1,300 | |
合計 | 86,622 |