台北旅行~第2天~

前回台北旅行の第1日目で挫けそうになった話まででした。2日目は夜明け前の現地時間5時に起床し、シャワーを浴びて出発しました。善導寺駅近くの阜杭豆浆という朝食店が目的地です。しかし、5時半だというのに行列ができていました。結局6時まで並んだところで諦めて、MRTに乗り込んだのでした。

 

淡水信义线という大阪メトロの御堂筋線のような路線の台北车站駅のプラットフォームです。MRTのプラットフォームは転落防止策が行き届いており、かつ扉位置ごとにディスプレイが設けられています。このディスプレイに列車到着までの時間や商業広告が映し出されています。その一方で車内は比較的質素ながらも清潔で整然とした印象を受けました。

 

30数分MRTに揺られて关渡駅で下車し、15分ほど歩いたら关渡宫に到着です。ここは旅の目的地の一つと考えていました。台北に豊かな水を供給する淡水という河川の関所となっていた場所です。早朝より老若男女が散歩やジョギング、サイクリングに興じていました。太極拳を楽しむグループも見かけました。

 

下の写真は关渡駅から关渡宫に至る途中の光景です。2024年1月13日が台湾総統選挙の投票日ということは、日本でもしばしば報道されていますが、同じ日に立法院(日本でいう国会)の選挙も実施されます。ビルの壁面に大きく飾られているのは立法委員候補者の看板です。台北周辺では道端に選挙ポスターが貼られている事はもちろん、このようにビルの壁面や屋上に巨大な候補者の看板が掲げられている光景が頻繁に目に付きました。それどころか、候補者の顔写真とスローガンでラッピングされたタクシーや路線バスも至る所で走っています。「金のかからない政治」を標榜する日本では、少し考えられないような選挙運動ですね。

 

その後双联駅に戻りオプショナルツアーの朝市巡りに参加しました。ガイドさんに「北京語ペラペラですね」と煽てて貰い鼻高々です。その勢いで故宮博物館に向かいました。故宮博物館は士林駅からバスに乗り換えないといけないのですが、乗り換えも非常にうまく成功しました。

 

再び市内に戻り、今度は台北101世界貿易センタービル展望台に上りました。このビルは天辺が地上509.2mの超高層ビルです。89階の展望台と地上390mにあたる91階のデッキから台北の街並みを一望しました。

 

その後、新光三越や誠品書店で買い物をしてホテルに戻りました。2日目は結構な距離を移動し、存分に中国語を話し聞いたので心地よい疲れを覚えました。コンビニでリゾットとビールを買って夕食を済ませたのでした。