台北旅行~第1天~

2023年12月8日(金)から10日(日)の2泊3日で台北を旅行してきました。人生初の海外旅行です。今回は関西空港を出発してホテルで就寝するまでの第1日目についてです。

8日午前7時のWindyのスナップショットです。東アジア全体が強力で広大な高気圧に覆われています。絶好の旅行日和です。ちなみに台北の最高気温は26℃と予想されていました。大慌てで半袖シャツをクローゼットから引き摺り出しました。

関西空港に到着したら、まずはチェックインです。離陸90分前のチェックインが締切とされています。今回チェックインカウンターは日本人の係員が対応してくれましたので大変スムーズにチェックインできました。その後、同じ4階に位置する海外旅行保険のカウンターに向かい保険に加入しました。無事帰国した今となっては無駄に感じてしまう保険ですが、もしものためには加入しておいた方が良いようです。

さて、保安検査・出国検査を済ませ制限区域に移動するのですが、関西空港第1ターミナルの国際線制限区域は2023年12月5日にリニューアルされたばかりです。以前は3階に免税店が数店あったらしいのですが、現在3階はガランとしています。一方、2階は巨大な免税店を始めショップ・グルメが充実しています。

最近、界隈でおにぎり専門店が流行っていますが、この店では侍神戸牛ステーキおにぎりが5000円、神戸牛関西風すき焼きおにぎりが3000円、ぷりぷり大エビおにぎりが1000円という価格で売っていました。

ところで、国内線・国際線を問わず保安検査場ではペットボトルは取り上げられるわけですが、フライト中も飲料水は必需品です。しかし制限区域内でキャッシュレス決済できる自動販売機は有りません。唯一アリペイが使えるものを見つけましたが私のクレジットカードは使えませんでした。ではショップでと思い、探してみるとプロント(喫茶店)で500CC二百数十円での販売でした。海外旅行客は出国審査を終えたのちまで日本円とりわけ硬貨を持ちたくないでしょうに、大変不親切なことだと思います。

 

さてCHINA AIRLINES(中華航空)に搭乗したら途中機内食を食べながら、およそ3時間10分のフライトで台湾桃園国際空港に着陸です。旅客機が300人超クラスと大きい事も有るのでしょうが、手荷物受取は長らく待たされました。この点、日本の空港は優秀だと感じました。入境審査時にはパスポート、航空券以外に入国登記表というものが必要と聞いていたのですが、フライト中配布されませんでした。ビクビクしながら審査場へ向かっていたのですが、入境審査のコンコース内に幾つか机が用意されていて、まるで鉄道の定期券購入申請のように、机の上で記入してから入境審査の列に並ぶようになっていました。現在台湾観光旅行はビザ取得が免除されていますから、鉴证种类の欄には何もチェックしませんでした。

 

さて空港を出て公共交通機関を利用するならば悠游卡 とかTPASSと呼ばれる交通カードが便利なのですが、私はこれをクレジット決済で購入しようと計画していました。ところが、購入・チャージともに現金オンリーなのだそうです。私は決して中国語が堪能という訳ではありませんが、事前に予想していた内容だと、何とか聞き取れるし回答できるものです。しかし、この時ばかりは「何か聞き間違えてるんだろうか?そもそも質問し間違えたのだろうか?」と全く会話になりませんでした。そんな私に根気強く説明してくれた善導寺駅の駅長さん、係員さん、本当に有難うございました。

さらに追い打ちを掛けるように、飲み物を買いに入ったコンビニでもカードが使用できませんでした。もちろん使えるカード会社は有るようですし、私が利用しているカード会社でも最近導入されるようになったタッチレス機能付きのカードは使えるのです。しかし、私のカードは古すぎてコンビニでは相手にしてもらえませんでした。実にこの時点で、日本出国時に準備していた台湾ドルの4分の1が失われてしまいました。翌日は土曜日で金融機関も休みです。現金の入手は難しくなりこそすれ、条件が良くなることは決して無いでしょう。ATMでNT$1000をキャッシングすることにしました。少し円高傾向となってくれていたのが不幸中の幸いでした。

ちなみに台湾のコンビニのレシートは日時と総額だけが記載されていて、店名も品目も単価もQRコード化されているようです。専用のアプリを入れたら読めるらしいのですが、帰国してから何を買ったのか思い出そうと思ったら、全く無理でした。

 

そして予想外ついでに、ホテルに到着してスマホを充電しようと思ったらコンセントの形状が見たこともないものでした。日本のコンセントも刺さるんですよ、確かに刺さるんですが、刺し難いし抜けやすいし往生しました。USB専用のコンセントを用意してくれてたのが、せめてもの救いでした。

もう何か色々大変だと、愚痴をこぼすために日本へショートメールを送ろうと思ったら…。未送信エラーが発生しました。結果として70文字を超えていたからという仕様通りのエラーだったのですが、国内では日常的に70文字以上のSMSを送っていたため原因を突き止めるまで1時間近くかかりました。

「もう日本に帰りたい…」と心が折れそうになりながら、第一日目を終えたのでした。