富山紀行(3)

2020年9月21日【2日目午後】

前回は余りの人の多さに「立山黒部アルペンロード」の入り口から富山駅へ逃げ帰ってきたところまででした。昼時なので富山駅周辺で食事ができそうな店を探すことにしました。駅前のショッピングモールCiCで「中国四川料理 四川之华 居酒屋小吃」という中華料理風の店がありましたので、冷し担々麺を頂くことにしました。一時の残暑というほどの気温ではありませんでしたが天気が良かったので、涼風麺はさっぱりしていて有難かったです。税込み790円でした。

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さて腹ごしらえもできたので、活動再開です。13時46分「あいの風とやま鉄道 富山駅」発の普通電車に乗って「高岡駅」を目指すことにしました。もはや目的を見失っているのですから、ほとんど放浪です。運賃は370円でした。

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高岡市の有名な観光処としては「高岡大仏」「高岡古城公園」が挙げられますので、御旅屋通り(おたやどおり)経由で向かうことにしました。途中、「ドラえもんポスト」と「猿を背負った犬のオブジェ」がお出迎えしてくれました。彫像が多いのは大仏の町と関係があるのでしょうか?

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高岡城に大手門から入ってすぐの高岡市立博物館は、考え無しに入ったわりには意外と大当たりでした。入場料は無料です。特に心に残ったのは富山県と石川県の県境変遷の歴史でした。高岡市が位置する砺波平野と富山市が位置する富山平野は、飛騨高地北縁の尾根筋によって画されています。このような地形的特徴のためでしょうか、明治2年版籍奉還から廃藩置県を経て明治16年ころまで、富山-石川県境はなかなか確定されなかったようです。現・高岡市域は石川県の前身である加賀藩や七尾県に編入されたり、石川県に編入されたりを繰り返していたということです。

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行きあたりばったりの文化活動も堪能したところで、15時47分「高岡駅」発のあいの風とやま鉄道で「富山駅」に帰ってきました。富山駅のお土産処で1,840円分購入した後、「富岩運河環水公園」を訪れました。风景非常美丽.「景色は大変美しい。」風光明媚な景勝です。積雪時の景色も大変奇麗なものです。

 

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積雪時の写真は2018年2月に撮影したもの

 

ホテルで荷物を下したのち、近所の居酒屋チェーン店「日本海庄や」で夕食を頂きました。感染症対策に2席ごとに間仕切りが設けられていました。また、グラスが空いたら即オーダーを取りに来てくれるなど、大変細やかなもてなし振りでした。大変、御馳走さまでした。炙りえんがわワサビポン酢、鰹ハラス酒盗焼き、ホタルイカ沖漬けなどお腹いっぱい食べて飲んで計6,300円でした。エビ山葵マヨは家庭でも応用できそうな気がする一品でした。

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2020年9月22日【3日目】

最終日の朝食です。ようやく写真撮影も慣れてきたようで、盛り付けも少し様になってきました。

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金沢駅に寄り道したい旨を駅員さんに申し出ると、切符を分けるよりも自由席で購入して途中下車した方が安くなることを教えてもらいました。親切だなぁ。乗車券+特急自由席券+新幹線自由席券しめて8,800円でした。9時12分富山駅発のはくたか551号に乗車して金沢駅には9時35分に到着しました。金沢市は北陸の中心的都市なだけあって、やっぱり華やかです。金箔工芸品や九谷焼が目を楽しませてくれます。買えないけど...。アマビエさんのガラス細工を390円で買って我慢しました。

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金沢観光も楽しんだところで、10時56分金沢駅発のサンダーバード18号に乗車して帰路につきました。お昼も近づいてきたところで駅弁タイムです。楽しみにしていたにも関わらず、この旅最初で最後の駅弁となってしまいました。

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以上、当初の目的である「立山黒部アルペンルート」の走破を達成することはできませんでしたが、北陸富山の旅でした。
 

富山旅行(令和2年9月20日から22日) の費用総括
適用 金額 備考
往路:乗車券+特急指定券+新幹線自由席券 9,060  
宿泊費 7,410 GOTOキャンペーン宿泊補助
炉ばた風居酒屋 北の門 4,080  
電鉄富山立山 1,440 特急
立山黒部ジオパーク周辺の立体地図 1,100  
小吃CiC 790 冷し担々麺
富山→高岡 370  
高岡→富山 370  
おみやげ 1,840  
日本海庄や 6,300  
復路:乗車券+特急自由席券+新幹線自由席券 8,800  
アクセサリー 390 アマビエさま
合計 41,950  

富山紀行(2)

2020年9月21日【2日目午前】

さて2日目の始まりです。朝食はホテル2階のレストラン「花茶屋」で6時半からです。感染症拡大防止のためにレストランのスタッフが配ってくれるビニール手袋を手に、皆大声も出さず粛々と列を作ってらっしゃいました。でも、まじめな日本人ばかりなので可能なことであり、インバウンドが復活すれば感染症対策とバイキング形式の両立は不可能ではないかと考えさせられてしまった朝食でした。写真は私がチョイスした朝食です。新潟でも感じましたが、北陸はどこに行っても味噌汁のレベルがとても高いような気がします。この日のキノコ汁も最高でした。

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さて、食休みが済んだら富山地方鉄道電鉄富山駅」へ向かいます。到着すると何やら不穏な貼り紙が...。

立山黒部アルペンルート
   ご利用のお客様へ
本日の室堂方面への
日帰りでのご利用は
     出来ません❕❕

通り抜け、
アルペンルート内ご宿泊の
  お客様のご利用のみと
   させていただきます

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意味が分からん。室堂は無理でも美女平ならOKなのか?立山はどうなのだ?大町まで通り抜けて、往復して日帰りしてきたらダメなのか?色々疑問は浮かびますが、7時50分電鉄富山駅発の特急列車に乗って立山駅へと向かいました。乗車券1,230円+特急券210円です。ちなみ富山地方鉄道は地元では「地鉄」の愛称で知られています。

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モーター音は大きいし、やたらに揺れます。でも考えてみれば子供の頃は、電車と言えば揺れるものでした。もっと音も大きかったかも知れないし...。現代の都市鉄道の快適さに慣れ過ぎてしまったのでしょう。

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写真はイメージです(特急の車体ではありません)

電鉄富山駅の不穏な貼り紙の文言と、車両の揺れに気を取られているうちに電車は町中を離れ山中深くへと進んできます。常願寺川の渓谷を渡り、立山駅へと近づいてゆきます。

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8時42分立山駅に到着すると、哎呀,人太多了.「げっ、人多すぎ」。ケーブルカーの乗車人数に比べてチケット待ち人数が多すぎるのです。ケーブルカーは時刻指定のチケットを販売しているようなのですが、チケットを買えるまでに何時間かかるか分かりません。情報を取ろうにも、チケット売り場に近づくために数時間待ちの行列に並ばなくてはならないようです。なるほど「日帰りできません」の意味が少し分かりました。

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即時に撤退を決意したのですがが、小さな駅前なので食事できる場所も土産物を買う場所も全て満員です。そんな中「富山県 立山カルデラ砂防博物館」を発見できたことは幸いでした。無料ゾーンと有料ゾーンに分かれていて、有料ゾーンの入館料は400円なのですが、無料ゾーンだけでも結構見ごたえのある博物館でした。

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大体立山が火山だったことも知りませんでしたし、そのカルデラアルペンルートとの位置関係が改めてわかったのも大きな収穫でした。立山黒部ジオパーク周辺の立体地図(1,100円)は大変お買い得だったし...。渋滞していなかったら決して立ち寄らなかったであろう博物館だっただけに、 禍を転じて福と為したとも言えそうです。

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富山県立山カルデラ砂防博物館パンフレット」より引用しました

 

おまけは博物館内に展示してあった勝島製作所の地震計です。製造年月日は昭和53年7月となっていました。

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10時46分立山駅発の普通電車(乗車券1,230円)に乗車して富山市内へ尻尾を巻いて逃げ帰りました。電鉄富山駅着は11時52分でした。では、続きは第3回で。

富山紀行(1)

9月の4連休を利用して富山県を旅行しました。目的は「立山黒部アルペンルート」の走破です。これは、その第1回です。

 

2020年9月20日【1日目】

15時42分大阪発のサンダーバード31号に乗車しました。大阪市内から富山駅までの乗車券+特急指定券+新幹線自由席券は9,060円です。

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大阪駅での乗換時間が意外と短かったため、大慌てで缶ビールとおつまみだけ購入しました。お弁当は無しです。富山に着いてからの晩酌に期待します。 

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金沢駅に到着です。18時38分発のつるぎ722号に乗車しました。北陸新幹線には「かがやき」「はくたか」「つるぎ」の3タイプが有るようです。「つるぎ」は金沢-富山間を往復するタイプの車両のようです。

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19時01分富山駅に到着しました。途中の停車駅は新高岡の1駅です。

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途中少し寄り道してからホテルにチェックインしました。这饭店有理发部.「このホテルには理髪店が有ります。」多くのホテルに泊まってきましたが、結構珍しいかも知れません。シングル2泊(朝食2食付き)で11,400円のところ、GOTOキャンペーンの宿泊補助を利用して7,410円となりました。本旅行におけるGOTOキャンペーンの恩恵は、この3,990円のみでした。

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少し期待していたホテル併設居酒屋「海鮮ダイニング美蔵」が休業中であったため、ホテル地下の炉ばた風居酒屋「北の門」で晩御飯です。カウンターに通されましたが、店員が背後の通路を頻繁に行き交う活気溢れる店でした。また注文には大変のんびりと応えてくれました。おまかせセットは「刺身+焼き物+揚げ物+酢の物」で1,980円。その他諸々(主にアルコール)で計4,080円の夕食となりました。

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第1回はここまでです。次はいよいよ立山へ向かって出発です。

秋老虎

9月も半ばを過ぎたというのに暑い日々が続きます。中国では残暑のことを秋老虎【 Qiū lǎo hǔ 】「秋のトラ」というのだそうです。

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http://j.people.com.cn/n3/2019/0822/c94475-9608438.html から引用しました

日本で秋の虎と言えば 「やっぱり今年も期待外れ」の事を指しますね。

令和2年台風10号

大型で非常に強い台風10号が九州の直近西側を通過しようとしています。この台風は過去に経験したことがないような強大なものということです。

その風向・風速を可視化したHPが有りましたので張り付けておきます。

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2020年9月6日16時30分(日本時間)位のもの

貴重な災害情報としての性質もさることながら、スクリーンセーバー替わりの環境ソフトとしても楽しいページと思います。

谷歌翻译的错误(第二)

グーグル翻訳の面白い間違いの例を、また発見してしまいました。

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中国語を全く知らない場合でも「何だかおかしいな?」と思われるのではないでしょうか。「可能」には日本語同様「できる」という意味もあるのですが、「~かも知れない」という意味も有ります。「可能性」の可能ですね。

 

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 may違いやっちゅうねん!と、思わず大阪弁で突っ込んでしまいました。5月はMayですね。