全国展開されているコーヒーショップで軽食を注文したのですが、飲食店にとって何とも縁起の悪いレシートを受け取ってしまいました。
「お客様 O157」って…。
もちろん美味しく頂きましたよ。当たり前ですが身体にも何の変調もありません。でも欠番にしたりしないものなんでしょうかね?
2018年5月27日 に漬け始めた梅がようやく干しあがりました。梅雨が明けて天候も安定してきた7月14日に干し始めました。上の写真です。約3日間干し続けた結果が下の写真です。
今年は塩分濃度12%にしたため、やや塩辛い梅干となりました。でも、まずまずの出来だと思います。
ホールトマトの缶詰を使ってトマトソース素麺を作ってみたのですが上手くゆきませんでした。熱したトマトソースで素麺を茹でてみたところ、麺がモタモタになってしまったのです。極細麺のパスタのような感じを期待していたのに残念でした。
余ったホールトマトを冷やしておいて、茹でた春雨に掛けてみました。お好みで塩・コショウ・バジルを振りかけます。彩りに細切りのピーマンをあしらってみました。
上記の素麺よりも、ずっと単純ですが美味しくなりました。素麺も別茹でして、後から混ぜた方がうまくいったのかも知れません。
具材 | 量 | 熱量(kcal) | |
---|---|---|---|
ゴーヤ | 70グラム | 12 | A |
ポールウィンナー | 1本 | 76 | A |
高野豆腐 | 1丁 | 87 | A |
ニンジン | 50グラム | 17 | A |
オクラ | 40グラム | 12 | A |
醤油 | 大さじ1杯 | 13 | |
豚バラ薄切り肉 | 50グラム | 193 | |
玉子 | 1個 | 77 | |
合計 | 487 |
高野豆腐は水に1分程度浸して賽の目に切っておきます。
熱したフライパンに(A)の具材を加えて少し焼き目を付けたら、醤油を回し掛けフタをして弱火で蒸し焼きにします。 サラダ油を使いませんから、やや低カロリーになります。また充分蒸すことにより、高野豆腐が木綿豆腐なんかと大差ない食感に変化します。
野菜に火が通ってきたら豚肉を加えて、もう少しだけ炒めます。最後に溶き玉子を加えて火を止めます。
有り合わせの食材を使っているのでチープな印象ですが、まぁチャンプルってそんなものでしょう。少ない手間で、意外と美味しいおかずとなりました。
2018年の梅干し で塩漬けにした小梅が良い具合に漬かってきました。写真右手前の白いボールの中身がそれです。
ボールの中身の水分は、全て梅の中から滲出してきた梅酢です。もう少し強い酸味を期待したのですが、思いのほか丸い味でした。
もみ紫蘇は市販のものを購入しました。梅と紫蘇を交互に広口瓶へ戻してゆきます。梅1kgに対して紫蘇の適正重量は200~300グラムだそうです。ちょっと多めに投入してしまいました。
最後に梅酢を戻して、重石代わりに水道水を詰めたポリ袋を載せておきます。2018年の梅仕事も折り返し点を過ぎたといった感じです。
具材 | 量 | 熱量(kcal) | |
---|---|---|---|
砂肝 | 100グラム | 93 | |
サラダ油 | 大さじ1 | 111 | |
オクラ | 100グラム | 30 | |
ニンジン | 1/2本 | 33 | |
塩コショウ | 適宜 | - | |
合計 | 267 |
砂肝は火が入りにくいのでスライスしておきます。オクラは薄切り、ニンジンは千切りが良いと思います。
フライパンにサラダ油を敷いて砂肝をよく炒めます。フタをして、しばらく蒸すと火の通りが良くなります。十分に火が通ったらオクラ、ニンジンを加えてサッと炒めます。塩コショウで味付けしたら出来上がりです。
お好みで、炒める際にニンニク・ショウガのすりおろしを加えても良いかも知れません。
2018年6月15日、特定複合観光施設区域整備法案(通称カジノ法案)が衆議院内閣委員会を通過しました。このニュースを受けて、昔読んだ小説を思い出しました。
長野慶太「県営カジノを立て直せ!」(ISBN:9784093863971)は、特区としてカジノの開設が認められている仮想の県を舞台とした物語です。主人公はラスベガスのカジノでマネージャーの経験もある銀行マンです。経営責任者として県営カジノに出向してきます。
主人公のもとへは毎月のように幼い子供が差出人と思われる手紙が送り付けられてきます。「両親がギャンブル依存症となり家庭が崩壊した。両親を返して欲しい」といった内容です。そのような傷ましい手紙を、主人公は『社会コスト』と切って捨てます。ごく最近まで日本では交通事故で年間1万人もの方が亡くなっていました。だからといって自動車なんか無くしてしまおうと考える人はいません。それは自動車が相応のベネフィット(利益)をもたらすから、年間1万人の社会コストを支払うのは仕方がないと考えるからです。同様に、カジノも多大な恩恵をもたらすので、ある程度の費用は必要だと考えるということなのでしょう。このように主人公は相当過激なカジノ推進派です。そんな主人公が、物語終盤では「この国にカジノは根付かない」と失意のうちに県営カジノを去ってゆきます。
日本のどんな風土がカジノにそぐわないというのでしょうか。例を3つ示します。
1)壁や柱に貼られる標語ポスター
「健康のため吸い過ぎに注意しましょう」ではありませんが、「家庭のため賭け過ぎに注意しましょう」といった標語ポスターを、県庁の指導により入口やプレイルームの随所に掲げることになってしまいます。カジノというのは一種の異空間を演出して楽しむ施設です。そんな中に日常を想起させるポスターなんかは興覚めです。言っておきますが、興を削がれるのはギャンブル依存症になった日本人客ではありませんよ。依存症の人には、そんなポスターは目に入りません。醒めてしまうのはアラブやヨーロッパの大富豪たちです。そして彼らはクレームを告げるでもなく、黙ってマカオやシンガポールへと河岸を換えていってしまうのです。
2)蔓延するイカサマ
厳しいディーラーの目をかいくぐり、芸術的な不正カード交換などの手技を繰り広げるイカサマ師は、イリーガルな印象とともに一種のリスペクトの対象となっています。「ゴト師」を扱ったコミックや映画が存在するということは、イカサマを尊崇の対象として人が少なからずいる証拠と言えるでしょう。しかし、誰かが不正に儲けているのならば、真面目にプレイしている自分は必ず損しているということです。海外のカジノでは、胴元のイカサマは当然ですが、不正をはたらく客が出入りしているらしいといった噂が広まっただけで、その賭場にはまともな客が寄り付かなくなるそうです。ですからカジノは必死になってイカサマを根絶しようと努力します。
しかし先述のような心理が働き、主人公たちの県営カジノでは、イカサマを取り締まるスキルもモチベーションも一向に醸成されません。
3)林立する天下り法人
プレイルームの清掃は○○カジノメンテナンス(株)、ガードマンは○○カジノ警備保障(株)、駐車場運営は(株)○○パーキング、食事の提供は○○リゾートケータリングサービス、隣接するホテルのシーツ交換・クリーニングは○○リゾートリネン(株)といった具合にファミリー企業が設立されています。それぞれの会社は特に何をするわけでもなく、ただピンハネしているだけです。
主人公はカジノの業績を向上させるために、これらのピンハネ企業を通さず直接大手警備会社などと契約して経費削減を図ろうとします。ところがピンハネ企業は県条例などで保護されていて必ず○○カジノ警備保障(株)を通さないと発注できないといった仕組みになっているのです。主人公たちは条例の改正を求めて県議会と交渉しますが、与野党間のたらい回しに遭って、なかなか事が進みません。
これらの例は全て架空の話です。しかし現在の役所主導型事業の実態を思い起こせば、いかにも有り得そうな話ばかりではないでしょうか。そして、その根底に共通するのは「だって俺の金じゃないもん!税金だもん」という無責任さなのです。
私はカジノは要らないと考えています。自分や身内がギャンブル依存症になったり、被害に遭ったりしたら怖いですから。しかし、そのような個人的な考えを横に置いたとしても、そもそも「日本的なカジノ」あるいは「日本のお役所的なカジノ」には、経済を活性化させることはできないんじゃないでしょうか。