炒り酒…微妙…

和田はつ子著「思い出鍋」(ISBN:9784758435161)などにも描かれている炒り酒を拵えてみようと思いました。

皆さんは、かつお節や昆布なども加えているようですが、まずはシンプルに日本酒で梅干を煮てみました。

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日本酒200ccに小梅5個で試してみました。アルコールが飛ぶまでと思ったら、なんと出来上がりは100ccにまで減ってしまいました。そして、お味は…。

我が家の梅干しは良くも悪くも「尖った味」が売りなので、日本酒のセレクトを誤ったのでしょう。とてもフルーティーです。塩分は別途食塩でも調整できるのでしょうが、かつお節や昆布を加えても、醤油の代用になりそうな予感は得られませんでした。

 

ところで話は変わり、数日前の湯豆腐に使った出汁昆布の出がらしをミキサーで粉砕し、市販の小袋パックのかつお節と一緒にフライパンで煎り付けました。味付けは醤油でと予定していました。しかし急遽炒り酒の実験を行いましたので、使った梅干の用途に困ってしまいました。そこで種を抜いて包丁で細かく叩き、炒りかつお昆布の味付けに使用してみました。

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これが意外と御飯の御供になりそうな味となりました。写真は冷奴の上に載せて薬味にしてみたところです。ふと考えてみれば、梅干し・酒・昆布・かつお節…。一般に言われている炒り酒の材料そのものです。食べるラー油ならぬ、食べる炒り酒なのでしょうか?

次に昆布出汁を取ったら、この方向性を試してみようという妙な手ごたえを得たひと品でした。